美しい時代へ ー 東急グループ

東急テックソリューションズ株式会社

プロジェクトマネジャー(開発エンジニア)

坪内さん

2016年入社 キャリア採用

特定の領域だけではなく、今まで経験したことのない領域。
受注側だけでなく発注側としての立場も経験したい。

Q転職された経緯を教えてください。

A前職では、電気通信事業者、電力系のシステム開発に携わっていました。一つの案件を3~5年程度の長期スパンで担当することが多く、ずっと同じ領域で仕事をしているとテクノロジーや知識も偏ってきますから、この環境の中で続けるのはどうかと考えていました。それから、受注側としての立場だけでなく発注側エンジニアとしての経験値も得ることで、視野を広げたいと思っていました。

Q前職では、どのような業務をしていたのですか?

Aシステム開発の一通りの工程は経験していました。基盤やインフラ寄りのところや、アプリケーションのフロント側も担当しましたし、PMやPMOなどプロジェクト管理などのポジションも携わってきました。新しい職場でも過去の経験は活かせるだろうという自信は持ちつつ、半分は実際にやってみないと始まらないので、飛び込んでみようという気持ちでした。転職して思うことは、比較的小さめのプロジェクトや開発では一人で色々なことをこなさないといけない。前職の縦割りで行っていた様々なポジションの経験が、今では非常に役立っています。

「東急グループ」の幅広い事業領域。今まではと全く違う世界観。

Q転職にはさまざまな選択肢があったかと思いますが、当社へ決めた理由を教えてください。

A東急グループとして幅広い事業を展開しているのはもちろん魅力的でした。交通、不動産、生活サービス、ホテル・リゾートが一つのグループに収まっていて、新しい世界・可能性が開けるかなと期待していました。

Q入社後のキャリアを教えてください。それから「新しい経験」についてどのようなエピソードがありましたか?

A初めに携わった業務から、既に今までとは違う世界観なんだと感じました。
百貨店の販売管理システムに関する話なのですが、出力用請求書のフォーマットの「品数」の値に小数点が付く仕様のところ、システム利用者から「ボールペン 1.0本」という表記では、お客様に出せないという意見をもらいました。大したことではないように聞こえるかもしれませんが、前職では、システム利用者と近い距離で仕事をする機会があまり無かったので、すごくシンプルですがとても刺激になりました。
次のプロジェクトは、グループの電力・ガス供給会社で、2年半ほど基幹システムを担当しました。
元々電力系の経験はありましたが、それまでとは全く違う、発注側の立場で電力需要を予測する需給管理や顧客管理の基幹系システム構築を支援する仕事です。
東急グループ内からは、外部ベンダーとの橋渡し役として私たちの役割を期待してもらうケースが多いです。専門用語・専門知識の通訳、システム化における考え方のギャップを埋めてくれる立場の人材がなかなかいない。グループ会社の基幹職クラスから、そういうところを担当してもらえるのはすごくありがたいという反応をもらっています。
話すと限りがないのですが、他には東急グループ全体での利用を想定したガイドラインの作成や、電子請求書の導入検討、経費精算システムに関するプロジェクトの支援にも携わりました。
管理部門系、バックオフィス系のシステム経験は、入社時点では想像していませんでした。

単にお客様の声を聴くだけでなく、
ビジネスの視点でより良い提案を導き出していく力が求められます。

Q業務内容のほかに、お客様との関わり方でも変化はありましたか?

A前職では、「システムを納めては、次のお客様を担当すること」の繰り返しだったのですが、今は納品後もお客様や協力ベンダーとの関係は継続していきますし、「こんなことができるようになった」「こういうサービスを目指せるようになった」という声をいただく回数が、明らかに増えました。
東急グループの企業は、IT部門が小さい、IT人材がいないという会社もあるのですが、システム導入の流れだけではなく、導入する仕組みを使って新しいサービスを生み出すような話だったり、上流の事業レベルのところで意思決定に関与させてもらう機会もありました。ここまで踏み込んで関与できたことは、東急ならではなのかもしれません。

東急グループにもっと頼ってもらえる、強い集団をつくっていきたい。

Qマネジメントの立場かと思いますが、会社の変化や新しい取り組みについて教えてください。

A数年前までは、ある案件で5年・10年の間、人のローテーションが固定ということもありました。現在は視野を広げるための経験やスキルアップを考え、積極的に人材を回していくという動きをつくり始めています。
私の所属する事業部では、100人以上が入れる施設を借りて全体会議を実施したり、色々なプロジェクトから1人ずつ集めて、普段考えている課題や悩みなどを協議したりしています。私自身、この取り組みの企画、推進に深く関与しました。
新しい仕掛けや外からの風を入れるために、私のような者が採用されたのだという感覚を持っています。

Q最後に、どのような人材に入社してもらいたいか教えてください。

A私たちはまだまだ発展途上の会社です。
東急グループ内であっても関与できていない領域は相当数あります。「ITで困ったら、東急テックソリューションズに相談すればいい」と多くのグループ会社から信頼いただけるポジションを目指してチャレンジしていきたいと考えています。そのためには外部から新たなアイデアやパワーが必要です。東急はITで先端を進んでいる会社というわけではありませんが、そういった領域での経験がある方や、ビジネスにはどのようなITリソースを活用すればよいか、アイデアを持っている方が活躍できる場は十分あると思います。
経験や知識を幅広いフィールドで試してみたいという志を持った方と一緒に働きたいと思っています。

【インタビューを終えて ライターのコメント】

まっすぐな眼差しで思いを語る坪内さんの姿に、転職を切っ掛けに、自らの想像を超えた多彩なプロジェクトにチャレンジできている充実感が感じられました。熱い思いを原動力に、東急テックソリューションズのさらなる発展へと導いていくことでしょう。